りは☆びり

労働で破壊された脳のリハビリです

24-2

労働が始まった…。もう早速嫌なのじゃ…。
まだ軽いけど、徐々にタスクが増えていくような予感が確かにあるのじゃ…。
まあそれでも前の部署よりは水が合うんじゃないすかね。多分。合ってくれ。なあ。
いわゆるJTCの中でもローテクな業種なので、業務の引継ぎを受けると効率化がされていないことに度々気づく。
まあ前の部署も、平均値出すのにExcel使ってといてなぜか関数が入っていないシートがずっと引き継がれていたしな…。こっちが関数入れて共有しても全角で入力してきたし…。いまさら驚きはしない。まあいいや。

今週は映画を2本見たよ。『サンゲリア』と『イニシェリン島の精霊』。
前者はいわゆるB級ゾンビパニック。ゾンビ然りサメ然り、映画にはいわゆる定番ジャンルというものがある。特に強固な定番は、そのジャンルならとりあえず観るという客層が一定数いるわけで、無名のキャストでしょーもない脚本でも幾らか採算が見込めて、かつ演出か何かが光ればカルト的人気を得られるかもしれない。エンタメを「ジャンル買い」したことがなかったので、そういうものの勉強といった感じで見た。ラーメンでいえば、二郎系とか家系とかは強固なジャンルだよな。期待したもの通りが出てくる、具材が決まってるのでマズすぎるということはないという安心感があるので、脳死で客はふらふら入っちゃう。さらにちゃんと美味しければ繁盛するし、芹沢さんも「再建したいなら今すぐ二郎系か家系ラーメンにシフトしろ」と弱小ラーメン店に助言していたほどだ。客を愚かと断ずるのは傲慢かもしれないが、たぶん多くが怠惰であることには間違いない。どういうものが来るのか構えて、今までにない尺度のものの良し悪しを自力で評するのは疲れるし、そんなものは映画マニアやラーメンマニアに任せればよくて、大勢は見方や味わい方をある程度提示してもらって、そのうえで好悪を自分なりに付けられれば満足なのだ。『あした天気になあれ』だって、「ゴルファーの生きざまを通じてビジネスマンの仕事の向き合い方を見直すこともできるんですよ」と売り込んだほうが、単純に「電子版が出ました」と告知するより手に取りやすくなるのだ。分かりやすいジャンルの提示も、そういう客が商品を手に取る前のストレスを低減させる。で、「サングレア」だけど…、まあゾンビパニックに全然詳しくない身としては、そんなにって感じでしたね。ゴア表現が多い割には、画面が明るいので、グロい一方でそんなに怖くないというか、ドライに見られるのは新鮮な気もした。ゾンビと言えば暗い空間をイメージしていたので。あとラストのネタバレだけど、ゾンビたちが徘徊する島から命からがら抜け出してアメリカ本土に帰ろうとしたら、すでに本土もゾンビで溢れかえってたってオチはちょっと面白かったかも。そんぐらいっす。
『イニシェリン島の精霊』は、先週『ソナチネ』を見たとき話題に挙がったのを機に、ウォッチパーティーで友人たちと見た。脚本は面白いし、良作ではあるんだけど、嫌な気持ちが後に残るので映画体験としては苦しいところもあった。1920年代のアイルランドの孤島が舞台なんだけど、俯瞰して見ると、その島があまりにも狭くて辺鄙なところにあるのが諸悪の根源にも思えちゃう。元々仲のよかった老人が、ある日主人公の男に対して、「お前はつまらんから嫌いや。もう付き合わん」って決裂を言い渡すところから始まり、それを受け入れられない主人公がじたばたする話。ただ、イニシェリン島には娯楽が一軒のパブしかないので、二人がどんなに険悪になっても、結局パブで顔を見合わせる羽目になる。人口も少ないので、物理的にも関係的にも絶交にめちゃくちゃ向いてない。まあそもそも絶交しなくても良かったやんとも思える理由だし。映像美もあり、カメラワークも凝ってはいないが上手く、動物たちの表情も豊かで、作品としては優れてるんだけど…仕事を控えた日曜夜に見なくてもよかったかもしれない。しかし、それこそジャンルには「コメディ」とあった。Wikiでもブラック・コメディって説明されてる。これマジ?笑いきれないよ~。映画館かウォッチパーティーじゃなきゃ途中で観るの止めてたかも。友情に感謝やね。
あと、痛絵馬を描いて鷲宮神社に納めたよ。実績解除だね。
ほなまた。